中絶についてよくあるご質問
中絶手術を受けると、今後妊娠しにくくなる?
よほど重篤な合併症がおこらない限りそのようなことにはなりません。通常は次回の妊娠に影響を与えることはありません。ただし、短期間に頻回に中絶手術を受けた場合妊娠しにくくなる可能性があります。その意味からも術後にきちんとした避妊が必要になります。
中絶手術のリスクや合併症は?
出血の増加
中絶手術時の週数が増えるとともに出血は増加する傾向になります。時に予期できないような出血量になることがあります。
内容物の遺残
これも中絶手術時の週数が増えれば可能性が上がります。通常は自然に遺残物が排出されますが、どうしても排出されない場合、もう一度手術を行うこともあります。
感染
予防的な抗生物質の投与を行います。特に術前検査でクラミジアが検出された場合は、術前から抗生物質を服用して感染の広がりを予防していきます。
子宮筋穿孔
予防策として、子宮の入り口を広げる処置をします。十分入り口が広がり、スムースな操作ができればほとんどおきることはありません。
お風呂はいつからはいれますか?
シャワーは当日から可能です。湯船につかるのは3~4日やめておいてください。出血量がおさまってくれば、そのころから可能です。
いつから仕事にもどれますか?
ほとんどの方が翌日から仕事可能です。生理中に仕事をしているときと近い感じになると思います。
性交はいつから可能ですか?
術後の検診で子宮の回復が確認されれば可能です。1~2週間かかります。
生理はいつもどりますか?
中絶手術後1~2か月ぐらいです。その生理が来る前に排卵があるはずですので、その生理が来るまでに妊娠する可能性があります。
術後の避妊法にはどのようなものがありますか?
代表的なものに、低用量ピルと避妊リングがあります。避妊リングも最新のもの(ミレーナ)はピルと同等の避妊効果があるといわれています。 年令や状態を考慮したうえで、おひとり、おひとりにあった最適な避妊法を提案してまいります。